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空気読めし
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化学の2限連続授業は毎週実験、講義…と交互で行われる。今週は講義なんだけど…キツい(苦笑)まず、テーマがムズい。たぶん東大理系でもお腹にズッシリ来る内容じゃないか?それを文系に説明するか普通。『波動関数』について3時間の講義。うん、間違いない。これ理解してる人、この講義室にはいないわ。先生、あんた以外はな。 この先生、事あるごとに「実に~」と言う。昔の実験について解説し、「実に興味深い」「実に面白い」などと言う。これでもか、と生徒を置いていく授業で連呼されて、フラストレーションはたまるばかり。そして先生は喋りすぎで喉が渇いたのか、教壇に置いたお茶を飲んで一言。 「うん、実に美味しいね~。」 干からびそうになる授業で一人潤う…許せん(笑)
今日の昼飯はきつねそば!うまいです、油あげ。そのあとちょいと映画見て3限は社会学。決してツマらなくない授業なんだけど、火曜のこの時間はどうも苦手。半分寝ながらの授業になっちゃいました。 その後ダンスへ。『差し替え』して、僕の学生証で鍵を借りている状態に。この間の悪夢がよみがえる(笑)今日は帰り際、差し替え忘れんようにしないとな。 ダンスはじっくり基礎練してから始めた。最近柔軟の時の痛さが増しとるの。んでもって右肘、両膝、腰が痛いし。ブレイクの練習はほどほどにした。昨日バイトで出られんかったロックのコマでは、新しい振りは入らなかったらしい。ラッキーラッキー。 18:00には大学を出ようとしていた。まだ集会室内にはいっぱい人がいる。差し替えを忘れちゃいけません! 室内ではHip Hopのコマがやっていた。休憩中じゃなかったから、「差し替えやるから学生証貸して」なんて言えない。室内で休憩してたのはロックのM君のみ。 米田「Mはまだいる?」 M君「Hip Hopのコマの後のブレイクのコマに出る。」 米「オレ帰るんだけど差し替えしてもらえる?」 M「えー…」 ちょっと意外な反応だった。Hip Hopの人達は、1時間後コマが終わったら帰ってしまう。そこからコマを始めるM君は当然今室内にいる人の中で最後まで残る事になるだろう。M君が適任で間違えない。しかし、M君が次に言った言葉には耳を疑った。 M「ブレイクのコマの後はジャズだから、ジャズの人を探して差し替えしてもらいなよ。」 言われた瞬間すぐに分かった。めんどくさがっているのだ。差し替えにはその名簿の記載に1~3分かかる。確かに差し替えるなら、できるだけ遅くまで残る人にした方が効率的だが、今すぐに帰ろうとしている人に『探させる』なんてひどい。M君はみんなに好かれているし、おもろいし、人当たりもよくてダンスもうまい。僕自身彼をうらやましく思う事がある。でも今の彼にはむしろ嫌悪感と軽蔑の感情を抱いている。 それでも、M君の言い分にも一理あったので、ジャズの人を探しに集会室を出た。しかし見当たらない。そりゃそうだ。ジャズのコマはHip Hopの次の次。2時間前から控えているのなんて僕じゃあるまいし(笑) 集会室に戻り 「ジャズがいなかったからやっぱりM君差し替えやってよ。」 と言った。すると 「今、S先輩来たよ。S先輩の方がきっと遅くまでいるから頼みな。」 さすがのオレもムカついて来たよ(笑)で、S先輩に差し替え頼んだら、「今日は荷物置きに来ただけで練習しない」と言われた。M君に伝えると「T先輩に頼みなよ。」 おかしいよ。T先輩はあんたと同じブレイクだよね?もはやてめぇの意見には一理もねぇぞ(笑)めんどくさがるのもいい加減にしろ。 米「え、先輩に差し替えやらせるの?」 M「『やらせる』って…そんな大変じゃないじゃん。」 米「大変じゃないならM君がやってよ(笑)」 M「オレはコマの後すぐ帰るの。T先輩は残るよ。」 『肘を負傷して日曜演技を途中でやめたT先輩が居残り練するの?』ときこうとしたがやめておいた。T先輩のもとへ。しかし、あいにく学生証を持っていないらしい。『あいにく』っていうか、むしろ僕はよかったと思った。こうなったらM君の自己中ぶりを直すためにも、彼に差し替えしてもらいたい。 再びM君の元へ行こうとしたら、ドアの所に知らない人が。実は今日の集会室はうちのサークルのものじゃないの。他のサークルが取ったもので、うちらは彼らが来るまで『借りて』いただけ。当然彼らが来た今、部屋は彼らのものだから、僕の差し替え相手はそのサークルの誰かになる。くそ、M君のこの自己中ぶりは今日は直せんかった。 一応言っとくと、彼はいつもはいい奴です。人の事いじるわりに自分がいじられるのは許さないとかって部分もあるけどそんなのは誰しもが持ってる短所の一部で。ただ、今日の彼はほんとにウザかった。先輩にやらすとかマジ有り得ん。僕は『空気読む』とかって言葉はそんなに好きじゃないけど、人に迷惑かけた時、かけそうな時は空気読もうぜ、おい。
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